生活

3人に1人が高血圧!今の生活で大丈夫?

高血圧ってちょっと血圧が高いだけ?本当にそうでしょうか。まだ治療を受けていない人を含めて高血圧の患者数はなんと約4,300万人(※1)といわれ、国民の3人に1人が高血圧ということになります。未治療のまま血圧が高い状態が続くと心臓病・脳卒中など様々な病気の引き金となることが分かっています。

高血圧とは

高血圧は血圧の高い状態が続く病気です。

高血圧は、診察室血圧(病院で測った血圧)もしくは家庭血圧(自宅で測った血圧)の値で診断します。

・診察室血圧(病院で測った血圧)の高血圧の基準
収縮期血圧(※2):140以上 かつ/または 拡張期血圧(※3):90mmHg以上

・家庭血圧(自宅で測った血圧)の高血圧の基準
収縮期血圧:135以上 かつ/または 拡張期血圧:85mmHg以上

※2参照:心臓が縮み、短い時間で強い圧力がかかっているときの値で、最大血圧、上の血圧ともいう。このとき、大動脈もふくらみ血液がたまる。

※3参照:心臓が広がっているときの値なので最小血圧、下の血圧ともいう。このとき、心臓から血液は出ないが、ふくらんでいた大動脈が元に戻り、心臓が休んでいる間もゆっくりと血液を先に送り続けるので、血圧は低めになる。

高血圧のメカニズム

血圧とは血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力によって血管壁が押される力のことで、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)や血管の硬さ(血管の抵抗性)、全身の血液の量などによって決まります。

■動脈硬化によって血圧が高くなる
動脈硬化(※4)などによって血管が狭くなると血液の流れが悪くなるため、心臓がよりたくさんの血液を送ろうとし、血管には強い圧力がかかります。
また、動脈硬化によって、血管の壁が厚く固くなっていると、血管が血流の強さに合わせて拡がることができなくなるため、血流に対する抵抗性が高くなります。これらの要因により血圧は高くなります。

※4参照:動脈の血管が硬くなって弾力性が失われた状態。血管が詰まりやすくなる。

■腎臓の働きが十分にできなくなると血圧が高くなる
水分を身体の外に出す腎臓の働きが不十分だと、全身の血液の量が増え、結果的に血圧が高くなります。

こうした血圧が高くなるメカニズムのひとつ、あるいはいくつかが関係して、血圧が高い状態が続く高血圧が起こっているのです。

高血圧の原因は乱れた生活習慣

一般的に高血圧は、乱れた生活習慣の積み重ねによって引き起こされます。
喫煙・ストレス・肥満・塩分の摂りすぎ・運動不足・加齢などにより、動脈硬化がじわじわ進行し、高血圧が起こります。高血圧にならないために予防として生活習慣の見直しが必要です。

高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)~放っておくと命にかかわる病気を引き起こす~

血圧が高くても、はじめのうちは症状は現れません。それにもかかわらず、身体の中では気付かないうちに、高血圧の悪影響が広がっていきます。自覚症状が出たときには、すでに生死にかかわる病気が進行していたということも…。こうした怖さから、高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれているのです。

■脳梗塞(のうこうそく)、腎不全(じんふぜん)、眼底出血(がんていしゅっけつ)、心不全(しんふぜん)などの危険性も…
血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力がかかっているということですから、血管はダメージを受け続けています。血管は全身に張り巡らされていているので、高血圧の影響は全身に及びます。

脳や腎臓、目の網膜など、血管がたくさんある所ほどその影響を受けやすい傾向にあります。また、血液を送り出す際に負担がかかる心臓も、高血圧の合併症が現れやすい臓器です。それぞれ、脳梗塞、腎不全、眼底出血、心不全など放っておくと命にかかわる病気を引き起こします。

今は大丈夫であっても、高血圧を放置し乱れた生活習慣を続けていると、自覚症状がないままに大きな病気の入り口に立っていることも…。
未来の自分の健康のために、生活習慣をふりかえってみましょう!気になる症状や検査結果があれば、早めに専門家に相談することも重要です。

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