心不全のちょっと使える知識
「心不全」という名前を耳にすることがよくありますが、何を意味するのでしょうか。心不全とは、病名ではなく、「心臓の働きが不十分な結果生じた体の状態」をいいます。
心臓は、血液を全身に送り出すポンプのはたらきをしていますが、このはたらきが低下して、血液を十分に送り出すことができなくなった状態を心不全といいます。簡単にいうと、心不全とは心臓が弱った状態のことです。こうなると、体のいろいろな部分に負担がかかり、症状が現れます。
種類
心不全には、1.急性心不全、2.慢性心不全などがあります。
1. 急性心不全:
心筋梗塞などの病気が原因となって、それまで症状がなかった人に急に呼吸困難、血圧低下などの症状が出るもので、緊急の入院治療が必要です。
2. 慢性心不全:
心臓弁膜症や心筋症が原因となって心臓のはたらきが低下し、運動時の動悸、息切れ、呼吸困難や足のむくみなどの症状が慢性的にあるものです。
原因
ほとんどすべての心臓病は、最後には心不全をきたします。原因は様々で、心筋梗塞や心臓弁膜症などの心臓病はもちろん、例えば高血圧で長年心臓に負担がかかっている場合などでも、しだいにその働きが落ち、心不全の原因となります。
心不全は現在、欧米ではトップの頻度の疾患で、生活習慣の欧米化が進む日本でも増加しています。心不全の約50%が、狭心症や心筋梗塞が原因となっているとも言われています。
定期的な検診をすすんで受けましょう。
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