先進医療の基礎知識
先進医療とは…
将来の保険導入のために評価を行っている段階の治療です。例外的に、保険診療との併用が認められています。随時、新しい技術の追加や、削除を審査し更新されています。
ここでは先進医療に関するよくある疑問について解説します。
Q1 先進医療Aと先進医療Bの違いは?
A1
下記のように分けられます。
■先進医療A
薬事法の承認が済んでいる技術。
または、未承認でも、人体への影響が極めて小さい技術。
【技術例】
・多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
・陽子線治療(頭頚部腫瘍、肝臓腫瘍など)
・重粒子線治療(頭頚部腫瘍、肝臓腫瘍など)
■先進医療B
薬事法で未承認・適応外の薬剤や医療機器を使用する技術。または、使用しない場合でも有効性などの面から、重点的な観察・評価が必要な技術。
【技術例】
・ダヴィンチ(内視鏡下手術用ロボット)を用いた胃切除術
(根治切除が可能な胃がん)
・陽子線治療(肝内胆管がんで切除不能など)
・重粒子線治療(前立腺がんで遠隔転移なしなど)
Q2 先進医療の技術数はなぜ増えたり減ったりしているの?
A2
審査で承認されると追加になります。
また、実績が評価され保険適用になれば、先進医療ではなくなります。
その他には、実施例が少ない、あるいは効果が証明できないなどの理由から承認の取り下げや削除が行われることもあります。
Q3 先進医療はどこで受けられるの?
A3
先進医療は医療技術ごとに申請して、承認された設備・技術を備えた医療機関でしか行うことができません。
かかりつけの医師が先進医療の専門外の場合、情報が手に入らない場合もあります。どの治療法を適用するかについては、医師によって意見が異なることがあります。
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