がん予防について②
保険ワールドの阿曽です。
前回はがんの予防について「食事」についてご案内させていただきましたが、
今回は「飲酒」についてです。
がんにならないための予防法「飲酒」について
「よく飲む人」ほどがんのリスクが高まる!
「百薬の長」といわれるお酒ですが、飲みすぎるとがんのリスクが高まることが分かっています。厚生労働省の40~59歳までを対象にしたがんの発生に関する追跡調査によると、男性に関しては、アルコール摂取量が1日当たり日本酒換算2合未満の場合は飲酒しない場合に比べてがんの発生率はほとんど変わりませんでしたが、飲酒量が2合以上3合未満ではがんの発生率は1.4倍、3合以上では1.6倍という結果となりました。
※女性では、定期的に飲酒する人が多くないためか、はっきりした傾向がみられず。
※参照:国立がん研究センター 多目的コホート研究(JPHC Study) 『飲酒とがん全体の発生率との関係について』をもとにT-PEC作成
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/269.html
「多量飲酒」に「喫煙」が加わるとがんのリスクは高まる!
「多量飲酒」とがんリスクの前述した研究について喫煙者と非喫煙者をわけて調査した結果では、非喫煙者はお酒の量が増えてもがんの発生率が高くなるわけではないのに対して、喫煙者は飲酒量が増えるほどがんリスクが高まることが分かりました。
※参照:国立がん研究センター 多目的コホート研究(JPHC Study) 『飲酒とがん全体の発生率との関係について』をもとにT-PEC作成
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/269.html
飲酒がリスクを高めるがんの種類
男性(1日2合以上の飲酒習慣がある場合)
食道がん:4.6倍
胃がん(噴門部):3倍
大腸がん:2.1倍
女性(飲んだことがない人と比べ、エタノール量>150g/週を飲酒した場合)
乳がん:1.8倍
飲酒の目安
お酒を飲みすぎるとがんのリスクが高まることが分かりました。では、1日の飲酒量の目安はどの程度に抑えればよいのでしょうか。公益財団法人がん研究振興財団が「がんを防ぐための12か条」の中で提唱している飲酒の目安をご紹介します。
お酒を飲む人は、1日あたりアルコール換算で約23g程度までにしましょう。
飲まない人・飲めない人は無理に飲まないようにしてください。
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