まだまだ暑い!車での身体への異常に注意!?
こんにちは、寳山(ほうざん)です。
8月ももうすぐ終わりですが、まだまだ暑い日が続いていますね。
この暑さはしばらく続くみたいですし、暑さ対策は引き続き必要です。
さて、今日は「車でおこる身体への異変」についての話題となります。
まず1つめは、「エコノミークラス症候群」。
渋滞時や長時間の走行時の車内は、飛行機の「エコノミークラス症候群」を誘発する環境と似た状態になっているようです。
「エコノミークラス症候群」とは、飛行機内の乾燥によって体内の水分が失われ、血液がドロドロになり血栓が出来やすい状態になることと、長時間の同じような姿勢でいることが相まって、脚の裏側に静脈血栓が出来てしまいます。
その状態で歩行することによって、血栓が肺の血管につまり呼吸困難などの症状を引き起こすものです。
これと同じような状況は、乾燥した室内での同じ姿勢でおこなう長時間作業においても起こってしまうことが知られています。
つまり、運転中の車内はこの条件がそろっているということです。
次に2つめは、「かくれ脱水症状」。
車では基本的にシートベルトによって座席に固定された姿勢で座りっぱなしとなります。
加えて窓からは、日光が降り注ぎ体温上昇を余儀なくされます。
人間は、汗や呼吸などから失われる水分が、60kgのオトナの場合で1日にだいたい一日1リットルの水分を自然に失っています。
車中ではエアコンなどによる乾燥や、日光による体温上昇による発汗など、さらに水分を失うといわれています。乾燥した車中では、出ている汗がすぐに蒸発してしまい、エアコンで涼しいこともあり、脱水の症状を感じにくくなっています。
つまり、車内には気がつかないうちにかくれ脱水になる環境がそろっており、しかも深刻な脱水状態へ進行しやすい環境でもあります。
その他にも、良く聞く車内での「熱中症」「熱射病」などにも十分注意が必要です。
今年は気温が異常なほど高く、例年よりも短い時間で上記のようなことがおこる可能性もあります。
水分補給や適度な休憩など、運転する際、車に乗る際には気を付けましょう。